【偏差値別】正しい英語の勉強法

【偏差値別】正しい英語の勉強法

偏差値別!英語の正しい勉強法

医学部は合格に必要な得点率が高いため、基本的にどの科目も点数を落とせない。
しかし、英語は意外に点数を落としがちである。
苦手意識を持つ人も少なくはないだろうが、点数を落とさないためにはしっかり勉強しておきたい。

だが、勉強方法を知っているだろうか。
英語は間違った勉強方法をすると、全く身に付かないどころか、却って苦手意識が強まる可能性がある。

このため、適した方法を身に付けるべきだろう。
一口に英語の勉強方法といっても様々あるが、以下で偏差値別にコツを伝授したいと思う。

偏差値50代

まず偏差値が50~60程度の人だが、初めに苦手な分野を洗い出してみよう。
例えば英単語はほぼ完璧に覚えても、文法になると全然ダメ、という人もいるはずだ。
英語の時制や前置詞の使い分けなど、特定分野が苦手な人も少なくないだろう。

このように、英語は先に苦手分野を洗い出しておくと対策が取りやすい。
特に偏差値50代の人は、英語の基礎に若干の不安が残る。

つまり苦手な分野を徹底的に学習すれば、基礎を固めることができるのだ。
暇があれば勉強し、センター試験で常に7割後半~8割前半を取れるようにしておきたいところだ。

60前半

次に偏差値が60代前半の人だが、英語の基礎は十分にできている。
高1の最初から総ざらいする必要性は薄いといえるだろう。

ただし、基礎は十分でも応用には若干の不安が残るレベルだ。
基本は理解していても、少し苦手意識を持った分野はないだろうか。
もし不安があるなら、その分野を重点的に学習するべきである。

逆に不安が無ければ、全体の英語力を高めるよう意識するとよい。
私立の一般入試や、国立の二次試験にも難なく対応できる学力を身に付けるべきである。
センターでは常時8割後半~9割前半を目指したいところだ。
応用を身に付けるために、少しレベルが高い問題集に挑戦するのもいいだろう。

60後半

さて、偏差値60代後半以上の人だが、医学部の試験に必要な英語力は十分身に付いているレベルだ。
今更英単語や文法を覚え直す必要は無いし、高1から総ざらいするのも無駄といえるだろう。
英語以外の科目に時間を充てるのもよい。
しかし、英語を得点源と考えるのであれば、更に英語力を伸ばす努力をするべきだろう。

おすすめの勉強方法は、様々な大学の問題に挑戦することだ。
一口に大学といっても、英語のレベルは各校に大きな違いがある。
もちろん英語力を高めるなら、難関大学の問題に挑戦すべきだろう。

ここで踏ん張っておけば、センターで9割後半も現実味を帯びてくる。
他の科目で点を落としても、英語でカバーできるだろう。
重要な得点源となるはずだ。

偏差値50以下

ここまで偏差値50以上の人を対象に説明してきたが、50以下の人は本気で努力しないと厳しい。
ともかく基礎ができていないので、苦手分野すら判別が付かないだろう。

このため、英単語・文法それぞれ基本からやり直し、苦手分野の把握・分析から始めるべきである。
もし高校の英語の範囲で理解できない部分があるなら、思い切って中学英語からやり直すほうがいい。

英語をきっぱり諦める手段も考えられるが、医学部の合格に必要な得点率を忘れてはいけない。
ただ、偏差値50以下だと医学部はおろか、中堅レベルの大学すら合格は難しいだろう。
少しでも点を落とさないよう、英語の基礎だけでもしっかり身に付けてほしい。

まとめ

偏差値別の英語学習のポイントは以下のとおり。

  • 偏差値50代…苦手分野を徹底的に勉強する
  • 偏差値60代前半…現在の英語力を高めていく
  • 偏差値60代後半~…様々な大学の問題にチャレンジする
  • 偏差値50以下…まずは基礎をやり直す

偏差値によって勉強方法は大きく変わるので、自分の現状を把握し、各々に合った方法を実践してもらいたい。
いずれにせよ、英語は重要な得点源だ。
点を落とさないよう注意するとともに、1点でも稼げるよう英語力を高めてほしい。