センター試験の英語で9割を取るために必要なこと
センター試験の英語は非常にシンプルで、高校までの範囲を押さえておけば問題ないレベルだ。
しかし、得点率9割を目指すとなると話が別である。
仮にセンターで英語を9割取れば、他の科目で多少点を落としても十分カバーできるだろう。
ただ、生半可な知識ではまず不可能だ。
とにかく難しいため、もし目指すなら英語をみっちり学習しないといけない。
センター英語で9割の難しさ
医学部の場合、センターの英語は7割~8割程度をキープできれば問題ないレベルだ。
これより更に上位の得点率を目指すことも可能ではあるが、9割は大きな壁となって立ちはだかるだろう。
どの程度難しいかというと、大問4~6の長文読解問題を3問ミスした時点でアウト、というくらいだ。
大問は6点なので、2問までならギリギリセーフである。
しかし、他の問題でマークミスしたり、発音問題で失点する可能性も否定はできない。
こうした小さなミスが重なると、大問が全部正解でも9割を切るだろう。
いずれにせよ、本当は余裕だけどたまたまミスした、というレベルの英語力が無い場合、9割を狙うのは難しいことを覚えておいてほしい。
とにかく知識の抜けをなくすことが最も重要!
それでもセンターの英語9割を狙うなら、アクセントや発音問題以外は全問正解できるようにする必要がある。
アクセントと発音は運も絡むため、多少のミスは許容範囲だ。
一方の穴埋め問題などは、自分の知識が全てである。
得点率9割以上を狙う場合、少しの知識の抜けも許されない、と考えておくべきだ。
ちなみに単語や文法は完璧にこなせることが前提である。
一部の単語の意味が分からなかったり、文法が苦手なことなどは論外だ。
苦手な分野があるなら、そもそも9割狙うことが無謀である。
仮に英語が苦手な人が9割取ったとしても、偶然以外の何物でも無いだろう。
そのため、英語が苦手な人は大人しく7割代後半~8割前半程度を目指そう。
9割以上を目指す意味はあまりない
英語で9割を取れば、かなり楽になるのは間違いない。
しかし、他の科目の勉強時間を削ってまで目指す必要は無いだろう。
そもそもセンターの英語9割は、二次試験で安定した得点を取れる人でも困難なレベルだ。
全問完答できる英語力が必須なので、9割を取れる人はごくごく一部である。
センターの英語9割を目指すなら、勉強時間を他の科目に充てたほうがいい。
そのほうが全体の学力を底上げできるし、何より合格が近づくからだ。
9割以上もある意味目指す価値はあるが、もはや趣味のレベルだろう。
まとめ
以上を踏まえると、要点は次の3つである。
- センターで英語9割を目指すのは非常に難しい
- もし目指すなら知識の抜けを無くす必要がある
- 9割を目指すなら他の科目に勉強時間を割くべき
正直に言うと、9割を目指す意味は薄いといえる。
もちろん個人の自由だが、医学部の試験は英語だけでは無い。
素直に他の科目を勉強したほうがいいだろう。