英語の先生と同等?医学部に通るのに必要な英語のレベル

英語の先生と同等?医学部に通るのに必要な英語のレベル

医学部に合格するのに必要な英語のレベル

医学部は理系科目が重視されがちだが、英語も決して軽視できるものではない。
合格を確実にするなら、当然ながら英語レベルは高いほうがいい。

しかし、私立と国立で変わる点を覚えておいてほしい。
以下では、医学部合格に必要な英語のレベルについて解説していく。

医学部以外で通る学部【私立編】

まずは私大医学部の合格に必要な英語のレベルだが、偏差値でいうと65程度が一つの目安になる。
かなり高いように思えるかもしれないが、難関大学の医学部は70以上が必要なため、決して高いとは言い切れないだろう。

実は私立大学の多くが偏差値65前後に集中していので、私立志望の人はここを目指すといい。
偏差値が65以上あれば、一部を除く大半の私立大学の合格ラインに達している。

ちなみに偏差値65が目安の私立大学は、近畿大学国際学部や関西大学経済学部、東京理科大学経営学部などだ。
医学部だと東北医科薬科大学や愛知医科大学、日本大学がある。
自分の英語力をチェックしたい人は、これらの大学の模試を受けてみるのもおすすめだ。

医学部以外で通る学部【国立編】

一方の国立だが、こちらも偏差値65以上を1つの目安にするといいだろう。
東大理3など一部の難関大学は除くが、医学部に限ってみても比較的通用する水準である。
しかし、合格をより確実なものにするなら、更に上を目指していきたいところだ。

偏差値65以上の大学は東北大学の文学部や経済学部、岡山大学・大阪市立大学の法学部がある。
医学部の場合は旭川医科大学や佐賀大学が当てはまる。
いずれにせよ、偏差値が65以上あれば多くの大学で通用するだろう。

TOEICを受けたら700後半~800点くらい取れる

日本は様々な英語試験があるが、現在メジャーなものがTOEICだ。
スコアで英語力をチェックできるのが特徴だが、医学部合格を目指すなら700代後半~800代前半はほしい。
逆にこの程度のスコアがなければ、医学部の英語試験で点数を落とす可能性がある。

ただし、TOEICでスコア800以上を取る人は全体の15%程度だ。
スコア700ならもう少し割合が増えるが、それでもネイティブと会話可能なレベルの英語力が求められる。

もし自分の英語力が分からない人は、まずTOEICを受けてみるのもいいだろう。
医学部の受験を見越して、スコア800を目指した学習を行うのもおすすめだ。

英検を受けたら準1級に合格できる

医学部の合格に必要な英語力を英検で例えた場合、準1級レベルは必要になるだろう。
中学・高校の英語教師が準1級レベル程度なので、最低でもこの水準は求められると考えるべきだ。

英検2級レベルでは、合格ラインに達することすら危うい。
一般に英検準1級は高レベルと認識されているが、医学部合格を目指すならこの水準まで英語力を高めてもらいたい。

なお、英検準1級は英語圏の国でギリギリ日常生活を送れるレベルだ。
そう考えると、さほど高い英語力が必要なわけでもない。

高校までの英語をしっかり身に付けておけば、特に問題なく合格できるレベルである。
英検準1級に合格できる英語力があれば、医学部の試験でも苦労せずに済むだろう。

まとめ

医学部の合格に必要な英語レベルは以下のとおりだ。

  • 私立、国立大学とも偏差値65が目安
  • TOEICならスコア700後半~800前半が必要
  • 英検でいうと準1級レベルの英語力が求められる

いずれにしても、相応の英語力が必要なことに変わりはない。
自信がない人は、1分でも多く英語を勉強してほしい。